ねぇ、覚えてる?





小さい頃にした、約束。










カウントダウン











12月31日。
河原は、毎年恒例の打ち上げ花火を見ようとする人で溢れかえっていた。

そして、人混みの中で、私は木の下に1人で立っている。





「・・・やっぱり・・・来ないのかな・・・」

そう心の中で呟きながら、待っていた。





小さい頃からずっとずっと、





大好きな人を。





彼の名前は和谷義高。
私が小さい頃、隣の家に住んでいて、よく一緒に遊んでいた。
しかし、彼が遠くの街へ引っ越すことになり、
それ以来、ずっと、会っていない。

別れ際に、約束を交わしたけど。





『義高くん、わたしのこと、わすれないでね』
『わすれないよ。』
『ほんとに?』
『うん。』
『ほんとにほんとに?』
『うん!・・・・・・じゃあ・・・10年後に、あの木の下で会おう。
日にちは、大みそかの夜!いっしょにお正月すごそう!』
『わかった!絶対来てね!』
『ね、その時はさ・・・』




「囲碁、まだやってるのかな・・・」

思い出すのは、彼のことばかり。
他の人に恋したことなんて、一度もない。

心の中に、ずっと、彼が居るから。





「・・・遅いなあ・・・」

あと、30分で新しい年。
約束の31日は、あと30分で終わっちゃう。





こないってことは、私のことを覚えてないかもしれない。

覚えていても、他に一緒に過ごす人が居るから、こないのかもしれない。





不安ばかりが広がる。





あと、5分。





ねぇ、私のこと、忘れちゃった?





あと、4分。





どうかどうか、お願い。





あと、3分。





約束のこの日に、





あと、2分。





ずっと想い続けていた彼に、





あと、1分。





会わせてください

























あと・・・




























































!!」




















急に腕を引っ張られた。

振り向くと




















彼が居た。



































花火が上がる。















私は、

背が高くなって、声も低くなって、大人っぽくなった彼の変わり様に驚いて、

それ以上に、来てくれたことが嬉しくてどうしようもなかった。















「・・・久しぶり。」
「・・・・・・ひ、さしぶり・・・」

嬉しくて、涙が出てきそう。

まともに話せないよ。

「何泣いてんだよ?」
「な、泣いてな・・・」

涙を、拭ってくれた。

「泣いてんじゃん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・昔から泣き虫だよなぁ、は。」
「・・・るさいっ・・・」
「・・・・・・待たせて、ごめん。」

改めて、彼の成長ぶりを実感した。
彼の腕の中に、私はすっぽり収まってしまう。

「でも、来てくれたから、許す。」
「アレ、覚えてるか?
ちゃんと、18歳になったから。」








































あのとき、約束したの




























































『ね、そのときはさ・・・・・・・・・・結婚しようね』




























































fine.

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ああー・・・なんか微妙でごめんなさい。
タイトルと内容があってなくてごめんなさい。
お約束な展開でごめんなさい。
新年早々ごめんなさい・・・
逃亡。

030102

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